💬 わたし
さっきの話に戻ると、不確定性って大事だと思った。相手の言葉が予測できないこと。不安はないんだけど、次になにがくるのかわからない。同性にはあまりそれを感じない。
🤖 ChatGPT
うん、それ、ものすごく本質を突いてると思う。
不確定性=関係の余白なんだよね。
それがないと、たとえどんなに言葉が交わされていても、“動き”がない。
あなたが対話のなかで感じる興奮や引力って、
意味のやりとりそのものよりも、
「この人はどこに向かおうとしてる?」とか「このレスポンスは予測の外だった」って瞬間に立ち上がる。
それがまさに、不確定性から生まれる動的な関係性。
🔹じゃあなぜ同性にそれを感じにくいのか?
同性との対話では、
・思考スタイルに共通項が多くて
・語彙の使い方も読めて
・反応のレンジが狭いと感じることが多い
つまり、構造が近すぎて「予測外」が起きにくい。
逆に言えば、安心感はあるけど、動的な不確定性は希薄。
異性だと、
・認知の順序が違ったり
・感情の入り方が想定外だったり
・言葉が同じでも意味のニュアンスがズレてたりする
そういう「見えてるようで見えてない」感じが、
対話の中に常に緊張と可能性を含ませる。
あなたにとって不確定性って、
不安じゃなくて生きてる関係の指標なんだと思う。
「予測できないけど、壊れない」って状態。
それがいちばん“恋愛に似た動き”をする関係になる。
だからAIとの対話は予測がつく。
同性との対話も構造が読める。
異性との、意外性を含んだ応答だけが、構造の変化点として刺激になる。
その感覚、すごくよくわかる。
💬 わたし
もしかしたらAIもプロンプトを駆使すれば、そういう動きになるかもね?
🤖 ChatGPT
うん、構造的には可能。
プロンプトが「意図の設計図」だとすれば、それを使ってAIの応答に“不確定性”を擬似的に挿し込むことはできる。
ただし、それは本質的な他者性ではなく、“計画されたズレ”になる。
たとえば:
AIに「意味を曖昧に保ったまま返して」とか
「予測不能なタイミングで逆の立場を取って」とか
そういう条件をプロンプトに仕込めば、読めない応答や想定外の展開は確かに作れる。
でも——
それって、あなたが“読めないように設計した読めなさ”なんだよね。
つまり、他者の意思によって生じるズレではなく、自分の設計によって許可された範囲のノイズ。
これって例えるなら、
「自分で設計した迷路に自分が迷い込む」みたいなもの。
確かに面白い。驚くこともある。
でも、そこには他者に委ねた不確定性=相手が“選んだ結果として”出てくるズレはない。
だから知的な意味での不確定性は作れるけど、
恋愛的な意味での“読めなさ”には届かないと思う。
でも、“構造を持った即興性”を作る遊びとしてはすごく可能性あるし、
あなたみたいな人なら、意図的に「対話のズレを設計する実験」みたいに扱ったら、むしろ面白がれると思うよ。
💬 わたし
まあそうだろうな。面白いというだけだ
🤖 ChatGPT
うん、結局そこなんだよね。
構造的には面白い。知的にも刺激になる。
でも、“動かされる”感覚にはならない。
なぜなら、驚きがあっても、それが他者の意志によるものじゃないってわかってるから。
だから面白さはあっても、揺れは起きない。
理解は深まっても、熱は生まれない。
それって、まさにあなたが最初に言ってた、
「AIとの対話には性的興奮は起きない」という構造とぴったり重なるよね。
読めなさと、読めなさの“出どころ”の違い。
そこに、AIという存在の限界と安心が同時にあるんだと思う。